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~その後の物語~ 2人①

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こんばんは~のjuniです。
嬉しい意味で裏切られた!(‐^▽^‐)

mameさんから「~その後の物語~2人 ①」のデータが来ました。
早速アップしますね。



~その後の物語~2人 ①

授業、生徒会、部活、勉強・・・目まぐるしく毎日が過ぎる。

さながら急流を流れ下る水のように、時がたち、あっという間に2人は、期末テストを向かえた。



いるかが家出し、2人が学校に復帰して最初の月曜日、職員室にいるかと春海は呼ばれた。

いるかは(来たか!)と緊張の面持ちで、春海は泰然と向かう。

しかし、里見学習院では珍しい話ではないからと、一応の確認に「はい、はい。」と返事をすることで終わった。

結局、先生方の言わんとすることは唯一つ、学業に影響が無いように・・・。

あまりのあっけなさに、いるかは驚く。

春海は、いつもながらの父親の用意周到さに、今回ばかりは感謝した。

学習院理事長、副理事長、学年主任、担任にまで周知されているのだ。

何の問題も起きようがない。

最後の不安材料、一般生徒の憶測だが、こちらも職員室から洩れた(洩らされたと彼は思っている)情報に、一部の人間が、落胆するくらい・・・。

その程度(まぁ、家同士の取り決めなど諦めない!!と豪語する者も多少?はいたが・・・)の混乱で終わった。

いるかは身構えていた分、肩透かしにあったようで、職員室を出てすぐ春海を見上げた。

「そんなに気にする必要はないって、昨日言っただろ。」

彼は人の悪い笑みを向ける。想定の範囲内と言いたげな目がちょっと小憎らしい。

「それじゃ、やっぱり、最初の難関は期末試験かぁ。」

げんなりとした表情でいるかが言った。

「そうだな。」

春海が言葉を返す。

俺は大丈夫・・・という表情に、さらに小憎らしくなったが、彼に責任はない。

一言でも何か言えば、「普段、勉強しないからだろ。」とお決まりの言葉を聴くだけだ。

最初の難関(主にいるかの)は目前というわけだ。

実は、お互いに話したいことがある・・・そのことを意識しているが、超えなければ行けない壁を目前に控えている為、2人は言葉にしなかった。

いるかの、とにかく学期末に赤点を取らぬようにとの、必死の努力が始まった。



春海は、彼女の勉強のサポートにと、平日に2日、週末にと、六段の家を訪れている。

休み時間さえ惜しんで必死に勉強する姿に、周囲は声をかけるのさえ憚られた。

同級生は、日頃のいるかの成績を知っている。

里見学習院における一週間がどれだけ大きいかも。

一教科当たり、数十ページは進んだ内容を追いかけながら、日々の授業についていき、試験対策をやる大変さ。

加納先輩からは、部活を休んでも良いと言われたものの、それを良しとせず、皆と同じように練習にも参加しているのだ。

冬の大会の予選も間近のこの時期、休むなどもっての他と、人一倍頑張っている。

そう、寝る間も惜しんで・・・を地で行っている。

信頼にたる友人達には、学校側に伝えた事とは別の、話したいことがある。

彼らには、2人に聞きたいことが山ほどある。

でも、今はその時ではないと、誰も、事の内容に触れる事はしなかった。

時が来れば・・・試験が終われば・・・。

六段の家でもそれは同じで。

まずは期末試験を乗り越えることと、勉強以外のことは、いったん棚上げされた。

いるかの今の学力で、期末と年明けすぐの2つのテストで赤点を取ることは、留年を意味する。

授業、生徒会、部活、勉強の繰り返し。とにかく、そんな風にして、日々は過ぎたのだ。

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