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文化祭~Xday 黒②~

おこんばんは~juniです。

やっと挿絵としてご紹介できます (⌒-⌒)
喫茶「ベルばら」伝わりますか?

次回は巧巳と春海です!


~文化祭~Xday 黒②~

「何か今回、こんなんばっかりだぁ。」

いるかは鏡を見ながら呟く。

本当なら、ねじりハチマに半被!とかが好きなんだけどなぁ。

たこ焼き、焼きそば、わた飴に・・・玉子が聞いたら、「それじゃ夏祭りだろ!」と突っ込まれそうだ。

そんな彼女に玉子が声をかける。

「おっ!結構いいじゃん。動かず喋らずなら完璧だね。」


お姫ないるかちゃん(mameリク~)


「何だとう~!」

いつもの減らず口に、いるかが振り向くと、

「玉子!?へぇ~~~似合うじゃん!可愛いよ!うん!」

玉子は顔を赤くして、メイド服に身を包んでいる。


いるかちゃんヨロシク画像 犬飼玉子



「・・・ほっとけ!」

慣れない賞賛に、なおさら顔を赤くした。

花をたっぷりと使った衣装のいるか。

青いミニのメイド服を着た玉子。

なかなかに見がいのある2人に、周囲が満足している所に加納が現れると、いるかと玉子は驚きに目を見張った。

彼女らの視線など気にしないと、加納は椅子にすわり2人を交互に見ると、口角を、少し、上げた。


いるかちゃんヨロシク画像


その姿に、いるかと玉子、部員達は、またも目を奪われる。

凝視し続ける2人と部員達に、

「如月さんはマリー、犬養さんはロザリー、私はオスカル。」

加納はそう言って腕を組む。

「部費を稼がないといけない原因は、あなた達自身が一番わかってるはずね。だったら・・・キリキリ働かんかい!」

いつもの3割増しの迫力と、その格好に似合わない台詞に、いるかと玉子は顔を引きつらせながら「はい!」と答え、あたふたと動き出した。

そんな中、こっそりといるかが玉子に問う。

「これって玉子が考えたんだよね。あたしのや先輩達の。」

「まぁね。うちの部員って、男装が似合いそうな先輩が山ほどいるからさ。」

「それも?」

いるかは首を上下させ、玉子のメイド服を指す。

「そんなわけ無いじゃん!!!加納先輩も辞退してたはず・・・なんだけど。」

いつの間にこんな事になっていたのだろう。玉子はノリノリの加納を見ながら、今日一日を考える。

あたしの予想を超えるかもしれないなぁ・・・そう呟きながら、大事なことを思い出したといるかを見た。

「あっ!そう言えば、あんたちゃんとアレ持ってきた?」

玉子が隣を見ると、彼女は見事に顔を引きつらせている。

「いるか、忘れてきたとか言うなよ!」

「いや、あの、ちゃんと、持っては来たんだよ・・・だけどさぁ。」

歯切れの悪い言葉にいらいらしながら、玉子が手を差し出した。

「さっさと出しな。」

「あ~~~うん・・・でもさぁ、どうして私だけ・・・。」

ブツブツ言いながら、かばんの中から言われた物を出したものの、

「あの、あの、これだけになっちゃった。あはははっははは・・・はぁ。」

いるかは笑って誤魔化しつつ、引きつった顔のまま、自分の手の平に、黒々とした物体を乗せた。

「はい~~~~????」

何だこれ?っと思いつつ、玉子は目を近づけながら、いるかに問う。

「あたしさ、20個分は渡したよね。あんたが自信が無いって言ったから。」

そして、一度言葉を切り、

「粉も混ぜて、ふるって、卵とチョコ混ぜるだけにして、せめて2・3個はって。それにこれ・・・。」

・・・目の前に出された、手に乗る程の、たった一個の・・・焦げて、見事に真っ黒のチョコケーキ。

焦げすぎて、一見ではチョコケーキとわからない代物。

「だから言ったじゃん。無理だって。前に比べれば、これでも全然マシなんだって。あたしがケーキだよ。ケーキ!驚き、桃の木、さんしょの木だよ~~~。」

解るような判らないような理由に、玉子はしょうがないと首を振った。

「ああ、わかった。わかった。とにかくそれ頂戴。」

「はい・・・。」

いるかは玉子の手に、貴重な?たった一個のチョコケーキ???をそっと手渡したのだった。



万全の前宣伝(もちろん人魚姫だ!)のおかげで、客引きなど必要とせず、女子サッカー部の「ベルばら」は大盛況をみせていた。

女子生徒は、彼女らを出迎えるオスカルにキャーーーーと黄色い声を上げ、マリー姫とロザリーを見て「可愛い~。」と感嘆の声を発する。

その後は、マリー姫付き近衛兵士に扮装した部員に、キャッキャと喜んだ。

男子生徒は、オスカルに慄き、他部員に気おされ、マリー姫とロザリーにほっと胸をなでおろす。

そんな生徒達の前に並んだ、不自然に多い数のコーヒーとクッキー。

男子生徒はそわそわしながら、元気に店内を動き回るマリー姫と、教卓の前の、これまた不自然に置かれたボックスを見る。

店内に張られた案内には・・・。

~我が「ベルばら」の姫、マリー姫の手作りケーキ争奪、腕相撲大会へ参加しませんか?

~参加切符は、菓子付きコーヒー3杯(1人当たり)です!

~3杯ご注文頂ければ、”マリー姫かご指名の者”がお持ちします。

~女子生徒の参加希望者に関しては、我らがオスカル又はロザリーが、喜んで代役を勤めさせて頂きます。

~優勝者は、マリー姫から姫手作りケーキの贈呈と試食、希望者とのツーショット写真撮影の特典がございます。

下心が一発でわかる宣伝文句に、不満が上がるどころか、次々とコーヒー3杯の注文が続いていた。



さて時は戻って、開店準備も終わった「ベルばら」での一幕と、開店後の話。

黒板にデカデカと張り出された案内を見て、いるかがブーブー言っている。

「これってひどいよ~。1人にコーヒー5杯は多すぎない?飲めないよ。それに~・・・。」

いるかは、「マリー姫の手作りケーキ争奪、腕相撲大会参加の案内」を見て叫んだ。

「え~~~大丈夫だって。お祭りだしさ。ゲームだよ!ゲーム。」

玉子がそう言っても、納得はいかないらしく。

「お祭りって言ってもさ、5杯はあんまりだよ。」

・・・コーヒー5杯ってどんだけのコーヒー好きだよ。その上、お菓子は市販のクッキー2枚に、コーヒーはインスタントだっていうしさ~・・・。

「そんじゃ3杯ならどうよ。十分飲めるだろ。」

・・・3杯かぁ。なら大丈夫かなぁ。

「ミルクと砂糖もたっぷり付くんだよね。」

客になるわけでもないいるかが注文をつける。

「まぁね。3杯とクッキー6枚なら軽いもんだろ。」

「う~ん。それなら軽すぎるくらいかな~。」

あんたはね・・・とは言わない。ミルクと砂糖をたっぷり入れれば、もっと重くなるだろうとも、あえて突っ込まない。

「それにしてもさ。あたしが作ったケーキなんて、誰もいらないって・・・。あの加納先輩との記念撮影はさ、思い出になるけど。」

思い出す、チョコケーキ?と呼んでよいものか?不安な代物。

「それも大丈夫。箱に入れて中は見えないようにするし、お祭りだからさ、悪乗りするのが一人出てくれば、後はノリだよ。」

「そんなもの?」

「そんなもんさ。」・・・と言ってはみたが、本気で欲しがる人物(大確定1人に・・・もう一人?)も、大いにあろうことは伏せておく。

その上、ツーショットで写真撮影できるとなれば!

リコールから続く、一連のいるかの大活躍で、彼女の人気はうなぎ登り。

女子の人気はもとより、今日の朝の人魚姫で、男子生徒のハートを掴んだことは、あの盛り上がりから容易に想像が付く。

自覚が無いのは本人ばかりなり・・・。

案の定、外には行列、教室の窓からはのぞく生徒の顔。廊下から響く期待の声。

そんな喫茶「ベルばら」で、次々と続く3杯の注文を、マリー姫はさばいていく。

芸は身をたすくとはこの事か?食堂でのアルバイトの経験が、間違いなく今の彼女を支えていた。

「は~い。ちょっと待って下さ~い。」

それでも手に余る状況に、いるかの後ろには近衛兵士が控え、マリー姫に順次手渡すと。

「今日はありがとう。楽しんでいってね。」

そう言いながら、満面の笑顔で、3杯のコーヒーと、6枚のクッキーをさし出す。

すると、女子生徒たちは・・・。

「如月副会長、人魚姫お疲れ様でした~。」「楽しかったです。」「マリー姫も可愛いです。」と、ミーハー心を前面に出し。

男子生徒達は、ほわわ~ん!?と、頬を赤らめた。

そんなてんやわんやの店内の中で、マリー姫程では無いのだが、オスカルとロザリーも、あちらこちらとご指名を頂いている。

つまり、女子サッカー部の喫茶「ベルばら」は、大盛況を博していた。

文化祭~Xday 黒③へつづく~

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