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~文化祭~Xday 黒 ⑧~

こんばんは~juniです。

アホな私は挿絵をアップするのを忘れていました。
ごめんなさい m(_ _;)m

今現在はイラスト入ってます。


mameより

ご訪問ありがとうございます。
~文化祭~Xday 黒編も、この次が最終話です。

話の都合上、今回は短めになっております。
宜しければ、お付き合い下さいませ。


~文化祭~Xday 黒 ⑧~

「さあ、我が~ベルばら~のマリー姫の手作りケーキ争奪、腕相撲大会も決勝戦となりました。」

さすがに決勝戦、レフリーの口上が教室内に響く。

「優勝者には、マリー姫からのケーキの贈呈と試食、ベルばら内希望者とのツーショット写真の撮影があります。」

春海は、聞けば聞くほどムカつくその内容に、眉間にしわを寄せ、不快感を露にした。

巧巳は「手作りケーキにツーショットかぁ。」と口走り、わざと春海を煽る。

彼は、怒りをぶつける相手をみつけたと、観客も慄くほどの黒い殺気を、巧巳に燃え立たせた。

巧巳は内心・・・怖ええ。本気で睨み殺されそうだな・・・と思いつつも、どこ吹く風と受け流す。

すでに心理戦は全開である。

「さぁ東条選手、山本選手、手を組み合って。」

レフリーが促すと、巧巳と春海はガシッと手を握り合った。

一触即発である。

「準備はいい?」

彼女はそう言い、春海と巧巳、双方と視線を交し合って確かめる。

「いいわね。それじゃ・・・・・レディーーーー・ゴー!」

大きな掛け声と共に、勝負はスタートした。

「・・・・・・」

「・・・・・・」

双方無言で、握り合った両手が小刻みに震える。

その様子で、今までの勝負とは、一味も二味も違うことが観客には伝わっていた。

山本と東条は、今まで本気を出していない。今がガチンコの真剣勝負!

額ににじむ汗、交わす視線に火花が散る。

「山本会長、頑張れ」「東条、頑張れ!」

沸きあがる歓声と熱気が、喫茶~ベルばら~を満たす頃、青筋のたった両手が動き出した。

最初に均衡を破ったのは、春海だった。

まず、巧巳の手の甲が、台面に近づく。

「おし・・・。」

巧巳が今日始めての本気の声を出して、ぐんと押し返すと、会場からも「東条~~~~。」「巧巳く~ん。」の声が沸いてくる。

そのまま彼は、春海の手の甲を台面に押し付けようと力を込めた。

「く・・・。」

春海は小さく言うと、力を受け止め、目を閉じて腕に集中した。

莫大なその力は、巧巳の手の甲を、台面に押し付けようとさえしていた。

・・・くそっやばい!・・・巧巳は心の中で舌打ちする。

苦しさを顔に出したら負けだ。勝負どころはここか?

彼は、目を閉じたままの春海に、軽く囁いた。

「いるかは、俺に優勝してほしいんだってさ。」

はっ!と春海が顔を上げ、一瞬腕の力が緩んだ隙に、巧巳がぐっと力を入れる。

ぐんと半円を描いた両手は、春海の手の甲を一気に台面へと向かわせた。

「くそ!」

春海は小さく言うと顔を伏せ、ギリギリの所で持ちこたえる。

・・・くそ、負けられるもんか・・・いるかが・・・俺以外のやつに優勝してほしくても、いるかの何もかも、誰にも、渡さない。

どうする?

どうすれば・・・・・。

ゆっくりと顔を上げ、春海は、尊敬する先輩の名を呼んだ。

「東条さん。」

その酷薄な笑みと、笑わない目。

巧巳の背筋に寒気が襲う。

「来年は、東条さんの女装で決まりですね。僕と、ラブシーンでもしますか?」

いるかちゃんヨロシク画像 いるかちゃんヨロシクイラスト いるかちゃん山本春海


彼は、さらりと小さく言った。

「なに!?冗談じゃない!?」

巧巳が言い返した時には、2人の勝負は決着していた。

~文化祭~Xday 黒 ⑨最終話につづく~

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