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~夏も終わり~

こんにちはjuniです。

今日はお休みです。
外はとても暑いのでついつい家に篭ってしまいます。

体調の管理には十分お気を付け下さい。

今回は~夏の終わり~の続編だそうです。
読み切り~!


~夏も終わり~夏の終わりのおまけ

「今度はいつだ?」

夏も終わり、いるかと春海が東京へと戻る日となった。

長い夏休みの中での短い帰還は、宝物の時を2人と友に残しながらも、何度でも名残惜しい気持ちを提供する。

「今年の冬は帰れない、だろう?」

冬の選手権、女子の前に男子の試合があるしな・・・含みのある春海の言葉に。

「頑張ってはみるさ。でもまだ2年だしな。」

控えめに、進が答える。

「銀子とお杏は来る気満々だよ。あたしだってもちろん。」

横に立っていたいるかが、笑いながら言った。

「あんまりプレッシャーかけるなよ。」

言葉を返す彼に、お杏が言う。

「何とかなるんじゃない。結構良いチームになってるしね。」

「まぁね。」

電車の発車まで後30分。

当分は、この顔ぶれが揃うことも無い。

次に会えるのはいつだろう・・・誰しもがそう思ってしまう。

そんな空気を払うように、湊が口を開いた。

「いるかちゃん、何か食べ物買っといたほうが良いんじゃない?道中長いしね。」

「そうだね。」

一にも二も無くいるかも同意し、博美も、

「私も行こうかな。銀子さん、杏子さんはどうする?」

「あたし等も行くよ。ね!お杏。」

「ああ。」

センチな空気を吹き飛ばすように、明るい声でおしゃべりをしながら、女子全員が売店へと向かう。

結局、駅のホームは男だけになった。

しばしの沈黙。

「・・・・・・・・。」

きっかけを探るような視線が、進と一馬の間で交わされる。

・・・なぜかいやな予感がする・・・そんな変化を察知しない春海ではない。

「俺も、何か飲み物でも・・・。」

その場を離れようとする彼を、逃がすまいと口火を開いたのは、進だった。

「春海、お前さ。いるかに合わせるって・・・何かしたのか?」

あまりのストレートな物言いに、春海はグッと歯噛みし頬を赤くした。

「そうそう、俺も気になってな。殴られ噛みつかれはお手の物だろ。今更、合わせるって。」

一馬が突っ込む。

話を聞いた時は、別段気にもしなかったが、考えてみれば、それこそ今更だ。

手が早いのは彼の十八番だし、生傷の絶えない交際こそ、いるかと春海だろう。

「・・・怖がられた。」

春海がボソッと呟くと、余りの小さな声に進が聞き返した。

「何だって?」

「いるかに怖がられたんだよ!」

少々開き直りの含まれた強い声。

「・・・なるほどな。」

春海が、いるかに惚れている理由の一つ。

何があっても臆さない彼女・・・完璧な彼に対してさえ。

進が、納得したり!と頷くと、一馬は。

「自業自得じゃ・・・。」と言い出すそばから春海に睨まれ

「ツ、ツライナ・・・。」とムンク顔で言葉を結んだ。

兵衛は、彼らの会話でやっと解ったという顔をすると、春海を見た。

「春海、婦女子は守るもんだぞ。」

真剣な表情のそれには、さすがの彼も「そうだな。」と言う事しか出来ず、それを他の2人は苦笑いで見守る。

ある意味、しょうがない展開というか・・・。

・・・確かに、同じ男としては、少々同情もする。

しかし、別な心配もしていて・・・あの春海のことだ。婚約までしたんだ。どこまでも突っ走るんじゃないか?

いるかは、見たままの幼さだ。

まかり間違って傷つければ、いるかを一番大切にしている彼が・・・。

春海はもちろん、いるかも彼らにとっては大事な友人だ。

だが結局のところ、春海を突っ走らせるのも、止めるのも、”如月いるか”という、たった一人の少女なのだ。

「さてと、そろそろお嬢様方が戻る頃だ。この話は終わろう。」

言いだした手前、収拾を付ける進と彼らの耳に、くだんのいるかの声が届く。

「春海~!今年の冬はね~。皆が東京に来るかもって~。」

両手にビニール袋を持って、叫びながら駆けてくる彼女に、4人は目を細めた。

「いるか!転ぶなよ。」

何も無いところでなぜかよく転ぶ、運動神経抜群少女に、春海が声をかけながら駆け寄る。

「わきゃ!」

お約束のようにいるかが躓くと

「危な!」

春海が、いるかと荷物をキャッチした。

そんな2人を見て

「大丈夫だな。」

「ああ。」

「うむ。」

「まぁ、怖がられるくらいが丁度いいのかもな。」

進・一馬・兵衛の3人は、笑顔で頷くのだった。

~夏も終わり~


mameさんの新作が続けて読めて幸せです。
進っていいですよね~。
最初は進ファンだったんです。(原作4巻の春海の涙にやられました。)


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