「いるかちゃんヨロシク」大好き!のmame+juniが運営しています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

~最初の夏~①

こんばんは~juniです。
mameさんの新作~うれしい!

一つでは長いので前後編に分けました。
→訂正!juni早合点でした(8/13)




~最初の夏~

甲子園の土に容赦なく太陽が照りつけ、熱せられた空気が上昇するのと一緒に、選手たちの体力をも奪っていく。

そんな中、控え投手のいない里見学習院は、エースピッチャー唯1人で勝ち残り、準決勝まで駒を進めたのであった。




準決勝前夜、いるかは電話の向こうの春海に言った。

「あたし、男に生まれればよかった。そしたら一緒に戦える。・・・絶対負けないのに。」

確かに、いるかとなら負ける気はしないが・・・。

「俺は困るな。」

「どうして?」

「どうしてもだ。」

「訳わかんない。」

受話器の向こうの、口をへの字に曲げている姿が目に浮かぶ。

「女性に生れてくれてよかったって、俺は心から思うよ。」

「・・・女子も出場出来ればなぁ。」

諦め切れないといった感で、言葉をこぼす。

いるかのずば抜けた体力、あの剛速球と強打があれば、十二分な戦力になるだろう。

「とにかく、やり切るだけだよ。」

春海と一緒に走りたい。

あたしが支えたいのに、でも。

「そうだね。頑張ってね。」

言ってもらった言葉を、贈ることしか出来ない。

「ああ、頑張るよ。おまえも明日、はりきって応援してくれるんだろ!」

「うん、もちろんさ!」

電話線の両側で、笑顔で明日を決意しあった。




憎らしいほどの晴天が、高校球児達を迎える。

ベスト4の対戦相手は、名門不知火学園。

打撃力の名高い高校で、投打の選手層の厚さは全国でも有数である。

予選から春海は一人で投げ続け、今日も先発である・・・というより、彼以外、甲子園レベルのピッチャーが、現在の里見学習院野球部にはいない。

かのリコールが招いた結果なだけに、疲れた様子を春海はおくびにも出さないし、それに気づかぬチームメイトではなかった。

中でも、同室の巧巳だけは、彼の肩の状態を知っていた。

本来なら、絶対に投げさせやしない。

しかし部員全員が、いや、春海自身が試合を捨てていない以上、投げ続けるしかないのだ。




ウゥ~~~~~

サイレンの音が球場に響き、準決勝の試合が始まった。

先攻、里見学習院。

さすが名門校のピッチャー、球威、変化球共に素晴らしく、里見の選手は手が出ない。

約2名を除いては。

里見一回表の攻撃、1番2番は三振と凡退、エースで3番の春海、4番を背負う強打者巧巳は、徹底的な敬遠で勝負を嫌われた。

続く5番も三振で、里見は一回の攻撃をおえた。

とにかく勝ちに拘った作戦である。

今までの対戦から、2人を抑えれば勝てる・・・との判断だろう。

高校野球の精神、フェアプレイにかけるとの批判を覚悟しての、勝つ為の作戦。

「露骨だな・・・何が名門だ。」

巧巳が呟く横で、春海が答える。

「ああ。でも、理に適ってはいるよ。不知火学園の監督らしい。一番やりずらい相手だな。」

顔をグランドに向け、守備へと向かいながら、巧巳は返事を返した。

「そうだな。でも負けるつもりは無いぜ。」

「もちろん俺もだよ。」

苦しい戦いになる・・・言葉にせず、里見学習院の野球部員は、熱い土を踏んだ。

~最初の夏~①


何でも管理って大変だなぁって思う(T_T)
でもこのブログは別~!
mameさんの新作が最初に読めるから幸せ~o(*^▽^*)o


スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

juni+mame

Author:juni+mame
「いるかちゃんヨロシク」の二次創作サイトです。
 <mame二次小説/juni イラスト>
当サイトはリンクフリーです。
当サイト内の画像や文章の転用転載をお断りいたします。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。