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~文化祭~2人の姫 ⑤

いるかちゃんヨロシク 二次小説 ファンサイト イラスト
mameより

相棒juniが描いたイラストのうち、私と・・・がとても気に入った?(正確には爆笑した)2枚があります。
(1枚は・・・が言い出した内容から、相棒が喜び勇んで描きました。)

もう1枚は、相棒のかなり昔のイラスト(下書き?)を、描き直した物でした。

そのイラストをどうしても使いたく!・・・話を書くのに時間がかかりました。
次の次?位に出てくるはずです。

大変楽しかったです。



~文化祭~2人の姫 ⑤

一方玉子といるかは・・・

「かくれんぼとか、鬼ごっことかさぁ。」

ばっと玉子がいるかをみる。

2人の間に沈黙が流れ、おもむろに玉子が

「あんた本当にパーマンだね。私達高校生だよ。かくれんぼ!鬼ごっこ!?誰がやるのよ。あんたは別かもだけど。」

結構な勢いで捲し立てられ、ちょっと頭にきた。が、言っている事はわかる。いるかはグッと怒りを抑えた。

「言ったみただけじゃん。私だってそれくらい分るよ。例えだよ。」

さすがにそこまで子供じゃないと、顔を赤くしているかは反論する。

「でもさ、春海と巧巳ってもてるじゃん。甲子園のあと凄かったでしょ。追いかけたい子は、校内にもたくさんいると思うけど。」

「まぁね・・・。(あんたもね。)」

春海と巧巳の人気は、甲子園ベストフォーにより確固たる物となって、里見学習院内にも、熱心なファンクラブがある。

当たり前だが、女子が中心(あと、尊敬の眼差しの男子)のそれは、公然の秘密である。

そして、もう一つの公然の秘密・・・目の前のパーマン(失礼)のファンクラブ。

こちらも女子が中心で、それ自体が変わっていると言えばそれまでだが、男子の隠れファンの数も半端ではない。

玉子自身、里見学習院中等部時代に、女子中心のファンクラブがあった。

女子高とは結構そういうもので、高等部に入ってからはかなり静かになったのだが、いるかの人気には男女は関係ないようだ。

だいたい、新生徒会ってば有名人ばかりじゃん。・・・曽我部先輩はちょっと違うけどさ。

いるかに関して言えば、リコールの時のミニスカート姿は、結構話題(主に男子)になり・・・。

甲子園で学ランを羽織り、男子でさえ持っておくだけでも辛い校旗を、勇壮に振り回し応援する姿に、たくさんの女子がポーッとなり。

極めつけは箱根駅伝、並みいる男子を退けて独走する姿は、私でさえ興奮を抑えることが出来なかったのだから。

女子サッカー部の出し物は、いるかの人気をしっかり利用させて頂くとして、新生徒会に関して言えば、スターはキラ星の如く。

どう使うかが肝心。

「ねぇ、玉子。里見の文化部ってどんな活動してるの?あたしさぁ、ブラスバンド部くらいしか知らないから。文化祭でしょ。演劇部とか出るの?」

いるかは、倉鹿修学院や六段中学の事を思い出していた。

倉鹿修学院は、祖父ちゃんの趣味であんな(失礼・・・)校風だったけど。

だからこそ!と、選んで入学した子もいたようだし。

確かに、文化部はなかなか活動の場が無くって、それでも、三年追出し会や演劇コンクールなどで活躍をしていたし、新聞部も元気に活動をしていた。

あたしや春海、鹿鳴会の皆はさ。いつも記事になってたし。

文武両道を謳う校風にしては、確かに文化系が目立たなかったが、全然無かったわけでもない。

さて、里見学習院に入学して半年が過ぎたが、ブラスバンド以外の文化部の活動を、見た記憶が無いように思う。

学業優秀で、有名校である里見学習院なら、文化系の活躍があってもよさそうなものだが。

いるかの一言・・・そのまま、里見学習院の現実。

「演劇部?・・・無いわけじゃないよ。でもね~。」

以前は、文化・スポーツの両方に力を注いでいたが、前校長の時代から様変わりしてしまった。

学校の宣伝になる部活動や、良家の子女が喜ぶようなもの。そんな部しか、学校の奨励や後押しが無くなったのだ。

学校側の奨励が無い部は、部費や活動場所をどんどん削られた。

対して、もっとも優遇されたのが野球部。

そして、丁度いいタイミングで、全国大会に出場が決まりだした女子サッカー部。

後は、趣味程度の硬式テニスに、文化部では男子のチェス部に、女子の茶道部など。

特別扱いの文化部としては、甲子園の応援に不可欠のブラスバンド部がある。

その他が全く無いわけではない。しかし・・・。

「細々と続けてる部が殆どだよ。活動の場も無いしさ。超弱小だしね。」

玉子は答えた。

里見中等部の頃の同級生の一人が、演劇部に所属している。

一昔前の里見学習院の演劇部といえば、高校演劇祭全国大会の常連校であったが、今では、何とか廃部にならない程度に活動している。

「ふうん、弱小なんだぁ。それじゃ、よっっっぽど!好きなんだねぇ。」

いるかは、博美や澪のことを思い出した。

「どういう意味だよ。よっぽど好きって。」

玉子は、わざわざ足を止めて、いるかに問いかけた。

何が楽しくて部活してるんだろう?と、普段から思っていたのだ。

「あたしね。倉鹿修学院でさ、ソフトボール部に入ってたんだけど、学校一の弱小って言われてたんだ。」

何で続けてるの?澪に質問した事を思い出す。

ソフトボールが好きなんですよね。

「弱小部って言われたって、練習場所が無くたって、一生懸命やってたよ。ソフトボールが凄く好きだからって。」

足を止め話をきく玉子に、フワッと笑顔を向け、いるかは言った。

「だからさ、文化部の人達も、きっと大好きなんだよ。みんなが活躍できるようにしたいね。」

「・・・。」

あたしだってそう思ってるよ。でも・・・

「あたし達で何ができるって言うんだよ。超弱小って言う位だよ。部員が2・3人いれば良いほうだよ。」

噛み付くような苛立ちを表に出して、玉子が言う。

「怒ることないじゃん。」

玉子のあまりの剣幕に臆しながら、いるかは言葉を続ける。

「でも、でもさ。2・3人でも、集まればたくさんになるんだからさ。リコールだって最初は・・・。」

キッ!と玉子に睨まれて、いるかが口ごもった時、突然彼女は叫んだ。

「そうじゃん!そうだよ。今日のあんた冴えてるよ。」

玉子は、自分の頭がフル回転しだすのを感じる。

「いるか、加納先輩にちょっと遅れるって言っといて。」

彼女はそういるかに言い置いて、校舎の方へ駆け出したのだった。





2人(いや、主に1人)が、とんでもなく渋い顔をすることは解っているが、それは置いといて・・・。

いるかは反対しなさそうだな。「楽しそう。」の一言ですみそう。

ようは、春海の反対を抑えれば、良いわけだよね。

加納先輩と曽我部先輩を抱き込めば・・・何故かニヤッと、人の悪い笑いが込み上げる。

無茶面白そうじゃん。やってみるか。

まずはあの子とアイツに相談してと・・・中等部あがりの本領発揮だね。

まず、一つ目の教室を尋ねる。

見慣れた顔が見えた・・・1人しか居ないようだ。

「マキ、相談があるんだけど。アレ?先輩は?」

部室内を見渡し、玉子が尋ねた。

「演劇コンクールに参加出来ないのなら意味無いって、二学期からは来てないわ。」

寂しそうな表情の返事が帰ってきた。

「クラブだけは存続できるようにって、籍だけは残してもらってるけど。」

何とか名前だけでも残そうと、3年生2人と、1年生2人(マキのみ)で活動中?である。

文化部最低部員数ギリギリ、風前の灯状態なのだ。

「そっか。あのさ、演劇部のことで、相談したいことがあるんだよね。」

早速と玉子が話を切り出すと、マキは訝しげな視線を返した。

確かに・・・中等部では同級生で、それなりに仲も良かったし、現在も付合いはある。

しかし、こと部活に関しては、花形の女子サッカーと、影が薄すぎて、存在すら忘れられつつある演劇部。

「いや、まぁ、話だけでも聞いてよ。もしかしたら、部員が増える切欠になるかもしれないよ。」

マキがピクッと反応した。彼女が今、最も望むもの・・・。

「何?まずは話してみて。」

部員が増えるかもしれないの?それなら、吝かでない。

玉子はしてやったりと思いつつ、表情には出さない。まだまだ序の口、念には念を。

「あのね・・・。」

玉子の話に彼女がのっかるのに、そう時間は掛からなかった。

話も終わり、ニコニコと見送られ、玉子は次のターゲットへと向う。

それから2つの文化部を駆け回り、彼女は、自分本来の部活動へと向ったのであった。

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コメント
No title
楽しいです^^先が楽しみだな~♪
2010/03/26(金) 17:47 | URL | 和流 #V0Zz7F9Q[ 編集]
No title
和流様
いつも、コメントをありがとうございます。

ご期待に添えると良いんですけど。
私こそ、和流様のコメント、楽しませて頂いてます。
2010/03/27(土) 02:36 | URL | mame #4SSKmKVw[ 編集]
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